[check] マレーシアについて深ぼりしてみた【ASEAN各国との違い】

ASEAN(東南アジア諸国連合)のうち、以下と比較してみました。
◉11th. ThaiLand (2015/03)
◉12th. Laos (2015/05)
○20th. Singapore (2017/10) ・・・トランジットで寄ったのみのため割愛
◉28th. Brunei Darussalam (2019/04)
◉30th. Myanmar (2019/12)
◉32th. Malaysia (2022/12)
×インドネシア
×カンボジア
×フィリピン
×ベトナム

”ブルネイ”とマレーシアの違い

総評としては、住むとしてはマレーシア、観光ではブルネイがオススメです。

ブルネイはアジアの中でも稀有な存在で、国土の6割が熱帯雨林でジメジメしていていつでも高温です。呼吸をしているだけでうだる暑さでした。

観光地としては珍しいかから、外で外国人をあまり見かけませんでした。それゆえか、観光に肩寄せされておらず、地元の方々の生活そのものを間近で感じることができ、その素朴な生活様式がとても良かったです。人も優しく、でも宗教色が強いところが魅力的です。

対してマレーシアは、日本からの移住者が多いことからも、生活するための資源であったり気候帯が揃っています。物価も日本とほぼ変わらず、至る箇所でほぼほぼ日本と同じような印象を受けました。

● 宗教
【ブルネイ】イスラム教を国教としています。イスラム教の影響が国内の生活や文化に深く根付いています。
【マレーシア】イスラム教が主要な宗教ですが、宗教の自由が保障されており、キリスト教、仏教、ヒンドゥー教など他の宗教も信仰されています。

宗教色の違いはかなり印象的でした。ブルネイは、女性の民族衣装である”バジュクロン”と髪を覆うスカーフ”ヒジャブ”が国を象徴していると感じます。

対してマレーシアは、どの街にも中華街を中心としており、宗教色はあまり強くない印象を持っています。

日本ではあまり影響を感じない宗教は、海外旅行では強く印象付けてくるため、国を彩る一要素であることは間違いないです。

● 規模と人口
【ブルネイ】比較的小さな国であり、人口も少なく、自然環境や宗教的な観光地が主な魅力です。
【マレーシア】ブルネイよりも大きな国であり、人口も多く、経済的にも発展しています。マレーシアには多くの都市があり、観光地や商業地域が充実しています。

そもそもブルネイは世界で類を見ないくらいめちゃくちゃ小さい国です。国土面積は、三重県とほぼ同じ(5,777平方km)、愛知県(5,163平方km)より大きく、茨城県(6,096平方km)より小さいくらいです。

それでいて、ブルネイの水上都市・水上集落”カンポン・アイール”や、市場など地元の生活に根付いたものがよかったです。

● 経済構造
【ブルネイ】ブルネイの経済は主に石油とガス産業に依存しており、資源に基づく経済構造が特徴です。
【マレーシア】多様な産業が発展しており、製造業、観光業、農業などが盛んです。

ブルネイには、潤沢な石油を引き上げる石油汲み上げ装置”Brunei nodding donkey”が観光のシンボルとなっていたり、経済を味方につけた観光地として確立しています。

石油、天然ガスの輸出により、非常に経済は潤っている。石油天然ガス部門がGDPのほぼ半分、輸出のほぼ全てを占めており、それらに依存した経済構造となっている。また、貿易依存度も高い。食料品はそのほとんどを輸入している。物価は他のアジア諸国と比べて高い。

Wikipedia

● 観光地の多様性
【ブルネイ】自然環境や宗教的な観光地が主な魅力であり、静かな雰囲気と独自の文化を楽しむことができます。
【マレーシア】多様な観光地を提供しています。首都のクアラルンプールの現代的な都市景観や文化的な名所、美しいビーチや自然保護区など、幅広い観光スポットがあります。

● 政治体制
【ブルネイ】絶対君主制であり、スルタンが国家元首であり政府の最高権力を持っています。
【マレーシア】立憲君主制であり、国王が象徴的な地位を持ち、実際の政治的な権力は選挙で選ばれた首相と議会に委ねられています。

”タイ”とマレーシアの違い

総評としては、住むとしても観光でもタイがオススメです。そもそも、タイは観光地としても移住先としても強すぎます。

タイが世界から魅了尽くされている理由は、欲望を満たす方法が無限にあることではないでしょうか。物価が安い、人が優しい、観光地が多い、という理由もありますが、とにかくできることが圧倒的に多いです。珍しい体験でいうと以下です。

・マッサージ体験
タイ式マッサージは世界的に有名であり、タイで体験することができます。伝統的なタイマッサージやフットマッサージなど、熟練したセラピストによるリラクゼーションを楽しむことができます。
・チャオプラヤ川クルーズ
バンコクのチャオプラヤ川でクルーズを楽しむことができます。夜のロマンチックなクルーズやディナークルーズでは、美しい夜景や伝統的なタイ料理を楽しみながら川沿いを航行することができます。
・フローティングマーケット(水上マーケット)
バンコク周辺には数多くのフローティングマーケットがあります。船で移動しながら買い物や食事を楽しむことができ、地元の生活文化を垣間見ることができます。
・エレファントキャンプ
エレファントキャンプがあり、エレファントトレッキングやエレファントバスティングなどの体験ができます。ただし、エレファントの福祉に配慮した施設を選ぶことが重要です。
・タイ料理教室
タイの伝統的な料理を学ぶための料理教室も人気です。市場で食材を選ぶ体験から始まり、プロのシェフによる料理の指導を受けながら、本格的なタイ料理を作ることができます。
・マッドスパ
一部地域では、天然の泥や鉱物を使用したマッドスパが楽しめます。体に塗りたくったマッドによるリラックス効果や美肌効果を体験することができます。
・実銃の射撃練習
警察署の一部で実銃を使用した射撃練習を行えます。わたしは80発ほど、4万円以下で実弾を打ちましたので非常にお得です。ショットガン、リボルバーなど銃も多様なことが特徴です。

本題に戻ります。

● 食文化
【タイ】タイ料理は世界的に有名であり、辛味と香辛料の効いた味付けやフレッシュなハーブの使用が特徴です。タイのストリートフードも多く、ローカルな味を楽しむことができます。
【マレーシア】マレーシア料理はマレー、中国、インドなどの要素が融合した多様な味わいを持っています。ナシレマやロティチャナイなどの代表的な料理があります。

料理は、マレーシアの方がアジアっぽいお店が多かった印象です。出店、テラス席、簡易的な椅子とテーブルで食べるアジア料理は美味しさと違った思い出をつくってくれました。

● 自然の魅力
【タイ】美しいビーチやクリスタルクリアな海、熱帯雨林、美しい滝など、豊かな自然環境が魅力の一つです。
【マレーシア】マレーシアにも美しいビーチがありますが、特にボルネオ島のキナバル山やテマンヌ国立公園などの自然保護区は、ジャングルトレッキングや野生動物観察などのアクティビティが楽しめます。

マレーシアもたいと同じく海に囲まれていますが、自然における観光地は保護区や特定の場所になってしまっているという印象を持っています。

● 文化と言語
【タイ】仏教が主要な宗教であり、仏教寺院や仏教の習慣が広く見られます。また、タイの文化は独自の伝統や芸術形式であるタイ式マッサージやタイ料理などでも表現されています。
【マレーシア】イスラム教が主要な宗教であり、マレーシアの文化はマレーシアのマレー人、中国人、インド人、先住民族などの多様な民族グループの影響を受けています。また、マレーシアではマレー語と英語が公用語として使われていますが、タイではタイ語が主要な言語として使用されます。

● 都市の特徴
【タイ】首都バンコクは活気に満ちた大都市であり、モダンな高層ビルや忙しい市場、宮殿や寺院などが共存しています。また、タイの観光地としては、美しいビーチリゾートのパタヤやプーケットなども人気があります。
【マレーシア】首都クアラルンプールは近代的な都市であり、ペトロナスツインタワーやバトゥ洞窟などの観光スポットがあります。マレーシアにはマラッカやペナンなどの歴史的な都市もあり、それぞれが独自の雰囲気を持っています。

”ラオス”とマレーシアの違い

総評としては、住むならマレーシア、観光はラオスがオススメです。

● 文化と宗教
【ラオス】仏教が主要な宗教であり、仏教寺院や仏教の習慣が広く見られます。ラオスの文化は独自の伝統や祭り、手工芸品などで表現されています。
【マレーシア】イスラム教が主要な宗教であり、マレー人、中国人、インド人などの多様な民族グループの文化の影響を受けています。マレーシアではイスラム教の習慣や祭りも見られます。

● 自然の風景
【ラオス】美しい自然環境が特徴であり、ルアンパバーンやビエンチャンなどの都市から離れると、豊かな緑の森林や川、滝などが広がります。特にボーリカムにある湖などは、絶景を楽しむことができます。
【マレーシア】自然の美しさが魅力であり、キナバル山などの自然保護区、ペナン島やランカウイ島などの美しいビーチが人気です。

ラオスはルアンパバーンへ行きましたが、正直そこもかなり自然豊かな田舎という印象がありました。そこから離れたら自然そのものなのは想像に固くありません。のんびりした国民性、自然、すべてが良かったです。

● 都市の特徴
【ラオス】首都ビエンチャンは比較的小さな都市であり、のんびりとした雰囲気が漂います。一方、ルアンパバーンはラオスでも有数の観光地であり、美しい寺院やフレンチコロニアル様式の建築物が魅力です。
【マレーシア】首都クアラルンプールは近代的な都市であり、ペトロナスツインタワーや中華街、リトルインディアなどのエリアがあります。マレーシアには他にもマラッカやジョホールバルなどの歴史的な都市もあります。

● 食文化
【ラオス】ラオス料理は独自の特徴を持ち、新鮮なハーブや野菜、ラオスの伝統的な調味料を使用します。タムマックフーンやラープなどの代表的な料理があります。
【マレーシア】マレーシア料理は多様な民族グループの影響を受けており、マレー料理、中国料理、インド料理など多くの料理スタイルがあります。ナシレマやロティチャナイ、チャーハンなどが人気の料理です。

”ミャンマー”とマレーシアの違い

総評としては、住むならマレーシア、観光はラオスがオススメです。

● 文化と宗教
【ミャンマー】仏教が主要な宗教であり、仏教寺院や仏教の習慣が深く根付いています。ミャンマーの文化は仏教美術や伝統的な行事、僧侶の生活などで特徴づけられています。
【マレーシア】イスラム教が主要な宗教であり、イスラム教の習慣や建築物、祭りが見られます。また、マレーシアは多民族国家であり、マレー人、中国人、インド人などの文化の影響も強く感じられます。

● 歴史と建築
【ミャンマー】古代都市バガンがあり、数千もの仏教寺院やパゴダが広がる壮大な景観が特徴です。バガンの遺跡は世界遺産にも登録されています。
【マレーシア】マラッカやジョージタウンなどの歴史的な都市があり、ポルトガル、オランダ、イギリスなどの植民地時代の建築物が残っています。

● 自然の風景
【ミャンマー】美しい自然環境が広がっており、シュエダゴンパゴダのあるヤンゴンやインレー湖、ヒマラヤ山脈に近いカチン州など、多様な風景が楽しめます。
【マレーシア】自然の豊かさが魅力であり、キナバル山やテマンヌ国立公園などの自然保護区、美しいビーチが人気です。

● 食文化
【ミャンマー】ミャンマー料理は独自の特徴を持ち、モヒンガーやティンポーなどの伝統的な料理があります。
【マレーシア】マレーシア料理は多様な民族グループの影響を受けており、ナシレマやロティチャナイ、ナシクンユーコーなど多彩な料理が楽しめます。

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